リシュケシの物乞いのおじさん。手に持った缶を鳴らしながら『Hello Hello』と近寄ってきます。
この他にも両手、片足が不自由な女性の物乞いなど沢山います。全員にあげていたら切りがありません。
ビンディー売りのおじさん。初回は値段交渉して買ったビンディーの付け方が難しくて、もう一度やり方を教わる為にもう1個買った時にとても丁寧に教えてくれました。この日の最終日は向こうから呼び止めて来ました。今日帰るから、買わないよと言うと、構わないよとサービスでビンディー付けてくれました。
そして最後はニルヴァーナ・ホテルのマネージャーのサッチンと。
このホテルはパドミニ先生が手配してくれました。
決して狙った訳では無く、他のインドのホテルと比べて、サービスやスタッフの対応が日本人の僕たちにとっても合っていると感じたからだそうで、実際この10日間を快適に過ごす事が出来ました。
リシュケシで感じた事は、ここに住んでいる人に、本当の意味で悪い人は居ないとという事でした。
地元の悪ガキなのか、観光客にわざとタバコをふかしてみせたり(リシュケシでは酒、タバコは売っていません)しているのも日本の田舎のヤンキー程度のかわいいもんです。他にも5ルピーで行ける所を一人20ルピーも請求するリクシャーにキレたりしてしまいますが、それはこのインドに居ると金銭感覚がおかしくなっているだけであって、冷静に考えると日本円で10円安いとかで喜んだり、100円もするなら買わないとか言っているのだから笑ってしまいます。
それからリシュケシ滞在中怒っている人をほとんど見かけませんでした。日本みたいにクラクション鳴らして悪態つく運転手も居ません。
みんながニコニコしていて、ストレスを感じている様子はありません。
ムケーシュが言っていましたが、『自分は将来こうなりたいというものがなく、今という時間を生きている』と言っているのと同じように、もしかしたらこのリシュケシの人々も今を生きているのかも知れません
将来に希望を持たなければ、そこにエゴやネガティブなマインドが出てくる事はありません。
ヨガをやっているのならリシュケシに来るべきだと言われる意味が、この10日間の滞在で少し分かった気がします。
とても感覚的な事で説明出来ないので、やはり来て感じるしかないのだと思います。
特にバクティに関しては、インド人の宗教観や生活などが深く関わっているのを感じました。それを感じられた事はが、今回のインド研修の一番の収穫では無いかと思います。
そして、この研修を手配してくれたパドミニ先生やムケーシュには本当に感謝しています。また今回ほぼ一緒にリシュケシを歩き回ったリリー先生と北川さんが居てくれたからこそ、楽しい時間を過ごす事が出来、こうしてネタに困らず書く事が出来たのです。また一緒にこうやってリシュケシに来られたら良いねと言うとリリー先生は、今回のインド滞在中のウンコの悪臭やハエ、そして体調を崩した事もあり、ニューヨークの方が良いと言っていましたが、なんだかんだと次に来るときはコレを持って来た方が良いとかインドは3年に一度くらいで良いわ等と言ってたので、また来る気はあるんだなというのは良く分かりました。
ホテルに戻ると既にタクシーが待っていました。ホテルの清算を済ませ、タクシーに乗り込みます。それではリシュケシとしばしのお別れです。
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